立花隆 臨死体験

いま上巻を読んでるところなんですが、115頁「第三章 末期の音」にて、小森浩さんという七十歳台の老人の臨死体験が紹介されている。内容は、身体の基礎代謝量を落とし、息を止めることで脳を低酸素状態(もしくは血中二酸化炭素濃度過剰状態)に陥らせ、自発的に臨死体験を起こすことができる。というもの。
きっかけは二十七、八歳のころ、金縛り状態のときに死んだ恋人の幽霊に会う体験をしたことらしい。幻覚でもいいから再びその恋人に会いたい、という思いから色々な模索を始め、最終的には臨死体験(体外離脱など)を自発的に起こせるようになったんだとか。
初期のころは金縛り状態が必要だったらしいが、最終的には金縛り状態を経由せずに体外離脱できるようになったらしい。その代わり、一週間程度の断食で基礎代謝量を落とす、という荒行が必要らしいが…。
で、何を言いたいかというと、この小森浩さんが山口県宇部市(僕の地元)の方だってことにビックリしたっていうか、シンパを感じたというか。体験内容も似てるし、なんか性格的にも似てる気がした。