東京JAZZ 2003

二日間の内、一日目だけ観てきました。二日目のチャカ・カーンリチャード・ボナ松永貴志トリオなんかも観たかったんだけど…。用事で観に行けませんでした。

ダイアナ・クラークが病欠。友達がすごく観たがっていて、残念そうにしてた。

東京は最高34度くらいだったみたいで、みんな汗だくになってた。「ひとつ前の席のおじいさんが倒れるんじゃないか」とハラハラして演奏に集中できません。なんてことはありませんでしたが、脱水症状で自分が倒れる心配はしてました。

最初の前田憲男という年季の入ったピアニスト率いるビッグバンドが出てきましたが、あまり興味ないので BGM として聞き流す。最後に松永貴志がゲスト参加してましたが、若さ溢れる演奏だなぁ、と感じた。流石は17歳。これからはテクニックじゃなく、情緒感を上手く表現してほしい。いや、この若さなら情緒感なんかより、既存の概念をぶち壊す方向にいったほうが面白いかな?

続いてアフリカのユッスー・ンドゥール率いるバンド。これは気持ちいい。暑さを忘れさせてくれる熱い演奏だった。パーカッションのリズムが心地よいトランス状態へ連れていってくれる。ユッスー・ンドゥールの声が気持ちいい。バックコーラスの女の人達もよかった。最後にメンバー紹介されたものの、誰一人として覚えられなかったけど…。

次はスピーチ。個人的に期待してたんだけど、なんか普通でガッカリした。やっぱ勝手に先入観を持っちゃうといかんなぁ。会場にはスピーチのファンが沢山居たみたいだ。スピーチ調子に乗って時間押しまくり。どれくらいやってたんやろ。後半は「はよ終われやー」としか思えんかった。ごめん。まぁ、今回は生ファンクに合わせてやってたから、別の音源で聴いてみたら印象変わるかもしれん。

ほいで休憩挟む。

ここまではファンク尽くしといったかんじだったが、ここでハービー・ハンコック登場。待ってました!おっ始まったぞ。いやー楽しみにしてたんだよねホント。うーん、いいぞいいぞ…あれ?なんかあまり良くないな。一日目ってことでエンジン掛かってないのかハービー。一曲目二曲目と演奏していくが、テンション上がらず。逆にだんだん眠くなってきた…。お、丁度バラードが始まったから寝よう。おやすみ。ぐぅ…。
どれくらい寝てたかわからんけど、ハービーがピアノ弦を擦ってる音で眼が覚める。たぶんさっきのバラードの続きだろうな。ここらへんからテンション上がってくる。おおぉいいじゃん!格好よすぎ!!ぶっ続けで数曲やって終わる。お疲れさまでした。いいもの聴かせてもらいました。

また休憩挟む。

次に誰が出るか既に忘れてたんだけど、サックスのジョシュア・レッドマン率いるエレクトリックバンドみたいだ。なんか久しぶりにシンセシンセした音やオルガンの音を聴いた気がする。ドラムの音がタイトで格好いい。でもバスドラだけはリリース長めでブーストしまくり。気持ちいいじゃん。もう気持ちよくなりすぎて何がなんだか覚えてないけど、サックスにワーミーとかワウとかディレイとか掛けてアグレッシブな演奏してた。曲はキメ!キメ!キメ!!の連続で、「今日って何のイベントだったっけ。メタル?」とか思ってしまった。キメだけで5分くらいやってるんだもん。ツインキーボードバトルもそんな感じを後押しする。しかしシンセのストレートなソロじゃ、サックスには勝てないなぁと思った。まだまだ浅い楽器やもんなぁ。

最後に今までのメンバーがほぼ全員登場。まるで24時間テレビかというような、和気藹々とした雰囲気。今にも山田花子が走り込んできそうだ。ここでもユッスー・ンドゥール大活躍!どの楽器にも負けない存在感があった。各楽器がソロを取ると会場から拍手が起こるんだけど、スピーチのラップの後には拍手が起こらない…。なんでみんな拍手しないんだろう?頑張ってたのになぁ。松永貴志もソロをとったりバッキングに参加してたりしたが、殆ど音量を上げてもらえなかった。もっと頑張れ!渡辺香津美も最後にちょこっと参加。これはどうでもいい。テロテロッと弾いて終わり。

こんな感じで、いいイベントでした。走り書きで意味わからんとも思うけど。
去年も観に行けばよかったなぁ…。U.F.O の矢部直も出てたみたいだし。こういうイベントで、どう楽しませてくれるのかとても気になる。